最新記事 by J-REC公認不動産コンサルタント 大友哲哉 (全て見る)
- 生成AI10倍速 - 2025年3月23日
- 40代男性大家サトシックスさんが「時間がない!」から脱却!外注化で時間創出&事業拡大へ - 2025年2月26日
- 繁忙期に空室4室のピンチ!60代女性大家ヨッちゃんさんが「空室個別相談」で奇跡の出会い&満室への希望 - 2025年2月26日
インターネット会社の選び方

インターネット会社の選び方
これまでの説明で、インターネット会社に相見積もりすることはできるでしょう。あとは、どのように選ぶか? です。単純に料金だけで選ぶので良いのでしょうか? もし、ほぼ同じ料金だったら、どのように選べば良いのでしょうか?
選ぶポイントをあげるとするなら、次のとおりです。
- ユーザーサポート体制(夜間や土日も対応しているかどうか)
- 通信機器の故障時の対応
- 通信品質
- 最大通信速度
- その他
意外と見過ごせないのが「その他」です。例えば、インターネット設備のほかに、空室対策グッズを販売している会社があったり、大家さんに役立つ情報サービスがあったり、入居者さんに役立つサービスがあったりするのです。はっきりいって、ユーザーサポートも通信速度も品質も大差ないので、こうした付加サービスで選んでしまうのも1つの考え方として、あり!! です。
家賃または管理費に上乗せするかどうか

上乗せイメージ
最後に気になるのは、費用対効果でしょうか。
決して安くはない投資金額になります。一括払いにするか、リース契約にするのか、また工事費や通信費の妥当性を判断するためにも、費用対効果の計算は必要ですよね。
まずは家賃または管理費に上乗せするかどうか、です。確かに、入居者にとってはメリットがあります。
しかし、ことはそう単純ではありません。なぜなら競合物件との比較になるからです。もし、あなたの空室物件が、駅から遠くて建物も設備も古くて、部屋も狭くて、1階の奥で日当たりが悪い…なんて条件ならば、インターネット代を家賃に上乗せするとかしないとかの議論をしている場合ではありません。いっそのこと、相場家賃よりも安くて、しかもインターネット無料!! と、これくらいインパクトを打ち出して空室を埋めることが先決だといえます。
このあたりの判断は、地域性…地域によっては無料があたりまえの地域もあります。そのため、競合分析が重要となります。具体的には、SUUMOさんの「賃料・設備相場チェッカー」で競合分析をしてみましょう。具体的な分析方法は別の記事で解説します。
DIYインターネット物件化も可能

防犯カメライメージ
小規模物件ならDIYも可能です。
例えば、物件の入り口付近にネットワークカメラ(防犯カメラ)を設置することにして、インターネット設備を導入します。通常の戸建住宅にインターネットを導入するのと同じ契約や工事となります。費用はプロバイダなどにもよりますが、初期費用が3万円程度、毎月の通信費は5千円程度でしょう。そして、ネットワークカメラとは無線LANで接続します。さらに、入居者にもこの無線LANの接続方法をシェアします。これで入居者は無料でインターネットに接続ができるようになります。
もし、奥の住戸や2階の住戸の電波の届きが弱いようなら、リピータという中継器が3千円程度でありますので、この通信機器を配布します。
ただし、プロバイダなどとの契約上、こうした使い方が認められていない可能性がありますので、念のため確認してから導入するようにしてください。
無料でインターネット設備を導入する方法!?
もし、インターネット設備が必須の地域なのに、費用面でどうしても予算を工面できない、、、そんな大家さんに朗報です。場合によっては、無料でインターネット設備を導入できる方法があります。
それは共用部分の照明をLED化することで電気代を安くすることで、その安くなった分でインターネットのリース代に当てる方法です。このときLED化もインターネット化もリース契約にしますので初期費用はゼロです。そして毎月の固定費が、電気代が大幅にマイナスになり、そこにLEDのリース代とインターネット代が乗っかって来ます。これがいくらになるかは物件の規模しだい。ぜひ、チャレンジしてみてください!
2