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前回は【三段】POPを5種類以上作成して貼る、を解説した。意図するところは、物件のアピールポイントを確実に伝えること!!だった。
物件の内見には営業マンが同行するが、彼らは営業マンではなく案内係・受付係と思った方が良い。場合によっては「セルフ内見」と言ってお客様1人で内見することもある。
このときに、大家として物件のアピールポイントを確実に伝えるために、POPを活用したい。
今回も引き続き、空室の印象を良くするノウハウを提供しよう。
【四段】保証書と飴を設置する、の保証書の例と飴の設置例は写真を参照してほしい。
まず、保証書の意図することは、次の1つに集約される。「お客様に不安を解消してもらうこと」だ。
え? それは不動産会社の営業マンの役割”だろう”って?
繰り返しになるが、確認してほしいことがある。彼らを”営業マン”だと思ってはいけない。彼らは単なる”案内係”だ。
例えば、初春の繁忙期。人手が足りないのは、ほんの数ヶ月の間だけだ。そのために正社員を雇うほど経営者は甘くない。
ではどうするか? パート・アルバイトを雇うのだ。もう、お分かりだろう。
こうした季節労働者に、あなたの物件の不安な点を解消できるのだろうか?そりゃームリな話だ。
だからと言って「ケシカラン!!」と業者を怒ったところで、なんら解決はしない。
営業マンが仕事をしてくれないのなら、大家が自ら仕事をすることだ。といっても内見に立ち会うことは現実的ではない。
そこで保証書なのだ。紙に書いて貼っておくのだ。内容は添付写真を参照してほしい。
保証というと大げさだが、至極、当然のことを言っているに過ぎない。だが、内見者は初めて部屋を借りるのかもしれない。そうであれば、業界の常識なんて通用しない。
当然と思うことでも、しっかり確実に伝えることだ。
なお、飴を設置するのは
- 疲れた脳をリフレッシュ
- 滞在時間の長期化
- 味覚にもアプローチ
して印象付けるためだ。
どんな飴がいいのかは、住んでほしい入居者からの逆算で決めればいい。
どのように設置するのかは添付写真を参考にしてほしい。
次回は【五段】入居のしおりを作成して設置する、ことを解説する。
何を言っているのか、わからないかもしれないが(?)、どのような意図があるのかあなたなりに考えて、次回、答え合わせをしてほしい。