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前回は【四段】保証書と飴を設置するを解説した。
意図するところは、お客様の不安を解消することだった。
確かに物件の内見には、営業マンが同行するのでお客様の不安を解消するのは彼らの仕事かもしれない。
だが、彼らは営業マンではなく案内係・受付係と思った方が良いのだった。場合によっては「セルフ内見」と言って、お客様1人で内見することもある。
これでは営業マンにお客様の不安を解消する仕事は期待できない。
そこで、大家としてお客様の不安を少しでも解消するために保証書を 貼っておくのだ。
では、今回も引き続き空室の印象を良くするノウハウを提供しよう。
【五段】入居のしおりを作成して設置する、だ。入居のしおりの例は こちらを参照してほしい。
全国宅地建物取引業協会の冊子
http://simmer-ex.com/L39077/b2560/1s3311
大東建託パートナーズ
http://simmer-ex.com/L39077/b2560/2s3311
積水ハウスグループ
http://simmer-ex.com/L39077/b2560/3s3311
そのほかは「入居のしおり 賃貸」で検索するといろいろ見つかる。
大手管理会社だと独自に冊子を作成している。中小管理会社なら所属している協会の冊子が安く手に入る。
これらは一般的に、契約後に渡しているのだが(そもそも用意のない管理会社も多いが)募集中の部屋にも設置しておきたい。
そして、できれば物件ごとにカスタマイズされた冊子にすることがベストだ。なんなら持ち帰ってもらえるようにしてもいい。
狙いは何か?
こちらも前回同様、内見者に安心してもらうためだ。共同住宅だから 入居ルールは当然ある。だが、後出しジャンケン(?)はいけない。
確かに、細かい入居ルールがあると内見者に嫌がられる恐れがある。だが、この物件はしっかりとしたそれも常識的なルールが明確になっているとアピールできるのだ。
注意したいのは、理不尽なルールを作らないことだ。
ここは貸主と借主とで温度差があるので、管理会社や大家仲間やコンサルタントと相談してほしい。
借主にとって理不尽なルールを作るとそれこそ逆効果だ。
次回は【六段】モデルルームの写真で主要ポータルサイト3社に掲載することを解説する。
モデルルーム? いきなりなんだ? いやいや! 忘れてもらっては困る! 8級のモデルルームの準備を始める(外注先と打ち合わせる等)の続きだ!(笑)