ステージングした部屋のイメージ

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ありきたりな部屋でも選ばれるテクニック(No.19)

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宅建士/AFP/PMP®など。不動産オーナー向け教育事業、東京大家塾(2006年〜)や不動産実務検定®認定団体J-REC理事・東京第1支部長・認定講師(2008年〜)として累計3万件以上の不動産投資・活用・トラブル相談の経験から失敗しない不動産活用を体系化。Google★4.8/226件〜・Udemy講師★4.18/1,107名〜・ココナラ不動産相談★5.0/136件〜。著書/共著19冊・講演実績全国30団体〜・寄稿/取材協力多数。

ありきたりな部屋でも選ばれるテクニック!

前回は「相場に見合ったありきたりな部屋にする」でした。隅々まで行き届いた清掃、10万円未満で出来る設備投資など、予算は少なくとも大切なお客様をお迎えする気持ちで行動したいものです。

さて、第19回は「ありきたりな部屋でも選ばれるテクニック」です。

無難な部屋を無難な家賃で貸すには、決定力に欠けています。それでも、お客様に選んでもらえる部屋にする方法があります。いったいどのような方法でしょうか?

それは「ステージング」です!

ちょっとした小物で飾りつけるのです。

なぜ、小物の飾りつけなのかというと、1~2万円の小予算で特別な部屋にすることができるからです。例えるならプレゼントのラッピングです。ありきたりなモノでも、特別なモノに見えますよね。

具体的には「カーテン、間接照明、テーブル・イス・テーブルクロス、ラグ、スリッパなど」を設置します。購入するのはニトリやイケアが最適です。

カーテンは太陽の強い光や、窓の外のマイナスイメージを和らげる効果を狙います。また、間接照明は柔らかい空間の演出ができます。テーブルやイスは実際に生活しているイメージを喚起できます。また、イスは内覧で疲れたお客様の体を休ませることができます。すると滞在時間が長くなり、印象に残りやすくなります。

次に、ラグ(大きめのマット)です。スリッパと合わせて床面のアクセントになり、お客様の意識がやや下に向きます。そうすると、天井の低さや梁の出っ張りによる圧迫感が和らぎます。というと、ちょっと大げさですが、それでも、ここまでしている物件はなかなかありません。お客様はもちろん、仲介担当者の印象にも残ります。

配色バランスに注意!

最後に、ステージングで特に注意してほしいのは配色バランスです。

色はセンスではなくシステムです。あるイメージとするには決まったパターンの配色があります。この情報は書店やネットですぐに手に入ります。

いかがでしたでしょうか。

ありきたりな部屋でもステージングすることで、特別な雰囲気の部屋に見せることができます。また、写真の写りも良くなりますので、募集チラシに使って内覧数アップも期待できます。

次回は「防犯対策・オートロック化をどうするか」をテーマとします。防犯意識の高まる中、建物の構造や予算の都合上、なかなか対処できないところをどうするのかをお伝えいたします。

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