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不動産投資に興味を持ち、情報収集をしているあなた。物件価格の高騰や金利上昇、ライバルの増加など、様々な不安要素がある中で、「本当に自分にできるのだろうか?」と悩んでいるかもしれません。この悩みは、平均的なサラリーマンの方はもちろん、ずっと高所得で自己資金の多い、例えば外資系サラリーマンや医師やパイロットたちでさえ同じことで悩んでいます。
物件が高騰しているのは事実ですが…
確かに、物件価格は高騰し、融資のハードルも上がっています。ライバルも増え、良い物件を見つけるのも一苦労です。しかし、あなたが物件を買えない理由は、もっと別のところにあるかもしれません。
物件が買えないという相談は、少なくとも私が東京大家塾を始めた2006年からずっとトップクラスの相談件数です。当時はデフレ経済真っ只中で、物件価格は今よりずっと安く、利回りはずっと高かったのです。それでも買えないと悩む人は多かったのです。つまり、問題の本質は価格価格の高騰でも、融資に引き締めでも、ライバルの急増でもないのです。
1. 不動産投資の本当の目的が明確になっていない
資産形成、資産運用、節税…の先に、実現したい未来、解決したい問題を言葉で説明できないことでしょう。そのため、どんな物件が良いのか判断できません。「なんとなく資産が増えそうだから」「老後の収入源として」といった漠然とした理由では、物件選びに迷いが生じ、決断を鈍らせてしまいます。
2. 投資スタイルが明確になっていない
目的が明確になっていないと投資スタイル…例えば資産性の高い不動産なのか(主に好立地で築浅の物件)、収益性の高い不動産(主に地方で築古の物件)なのかを決められません。こんな状態では、どんなに業者からオススメされても決断できません。
3. 投資基準が固まっていない
投資スタイルすら決められないと、より詳細な投資基準が固まりません。例えば、築◯年以内なら買うだとか築◯年以上は買わないだとか、ずっと多くの項目で基準が必要です。物件情報も見てから判断するのでは時間が掛かりすぎてライバルに先に買われていきます。
まとめ. 不動産投資で本当に実現したいことは何ですか?
不動産投資で何を実現したいのか明確になっていないから。物件購入は目的ではなく手段のはず。次の3つを解決しないと、これからも買えないままになります。
まずは、あなたが不動産投資を通してどんな未来を手に入れたいのか、じっくり考えてみましょう。
- 早期リタイアして自由な時間を手に入れたい?
- 家族との時間を増やしたい?
- 安定した不労所得で将来の不安を解消したい?
具体的な目標を定めることで、どんな物件を選ぶべきか、どんな投資スタイルが自分に合っているのかが見えてきます。
この記事では、不動産投資の基礎知識から具体的な始め方、最新の法改正まで、あなたの疑問や悩みに寄り添いながら解説していきます。ぜひ、最後まで読んで、あなたの不動産投資を成功させるためのヒントを見つけてください。