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#3つの準備段階シリーズ
不動産の勉強は、あなたが今まで経験してきた義務教育から就職までの道のりに似ています。
小学校に通い、中学校に通い、高校は義務教育ではないかもしれませんが、あなたはきっと高校も通われたことでしょう。
そして、高校を卒業して、大学で自分の専門分野を勉強して、卒業論文を書いた、そんな経験をされたことでしょう。
そして就職です。
不動産の勉強も、これと同じルートをイメージしてほしいのです。
第1ステップ-義務教育-
不動産実務検定®というものがあります。これが先ほどの義務教育にあたります。
不動産実務検定®には、2級(満室経営)、1級(物件取得)、マスター(相続対策と土地活用)と3つに別れています。
カンタンに内容を説明します。
2級(満室経営)は、すでに持っているアパートなどで満室経営を実現するために必要な実務知識に焦点が当てられています。
例えば、
- 入居募集全般(一般的な入居者だけでなく高齢者や外国人などを含む)
- 賃貸管理全般(管理委託だけでなく自主管理やサブリースにも言及)
- リスク管理全般(家賃滞納・不良入居者・損害保険など)
- 入居者が退去した後のリフォーム工事(原状回復工事)など
- 借りている融資の仕組みや借り換えなど
- 税務・財務(法人化を含む節税の仕組みなど)
1級(物件取得)は、物件を新しく取得することがテーマになっています。例えば、次のような内容です。
- 投資基準の作り方
- 資金調達の方法
- 物件情報の集め方
- 机上調査の方法
- 事業計画書の作成方法
- 現地調査・法務局調査・役所調査の方法
- 契約や決済の注意点
- 取得のための税務・財務
- 借地や競売物件のポイント
- 大規模修繕
最後に、マスター講座は相続対策と土地活用となります。また、所定の課題審査(相続対策と土地活用の提案書作成)と、講演実技審査(定められた講座を15分実演)に合格すると、不動産実務検定®認定講座を開催して、副収入を得られる道が開けます。
必要に応じて、あなたに必要な級の講座を受講することが理想的です。
例えば、すでに不動産をお持ちの方なら、2級(満室経営)だけの受講で良いでしょう。
ちなみに、2級と1級は試験があります。4択で50問を1時間で回答します。理解度チェックに役立ちます。
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テキストと講義動画のサンプル
2級(満室経営)講義動画サンプル
1級(物件取得)講義動画サンプル
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第2ステップ-高等教育-
次に、高等教育部分です。
この段階では、義務教育で学習した内容をさらに応用させ、研究していく部分となります。
これは従来の教育の段階に例えると、大学のゼミのような位置付けとなります。
不動産の場合は、私が主宰している東京大家塾のようなものが、この段階に当たります。
義務教育でひと通りの学習はしたものの、実務に活かすためにはどうすればよいのかという方法論について講義をします。
目標や目的を明確にし、計画を立て実行していく支援を得られます。
例えば、物件の現地調査に同行してくれたり、事業計画書を添削してくれたり、事前に重要事項説明書や売買契約をチェックしてくれたりということです。
多くのセミナーにあるような、ただ聞いているだけの学習スタイルは、義務教育の段階で終わりにしましょう。
しっかりと、あなたの隣でサポートしてくれる組織やグループに所属しましょう。
第3ステップ-就職-
大学を卒業すると多くの人は就職しますよね。これまでの実践で、自分のやりたい方向性が見えてくるものです。
この段階まで来ましたら、例えば次のような特長的な勉強会やグループに所属するといいでしょう。
- 地方高利回り物件の勉強会・グループ
- 築古戸建に特化した勉強会・グループ
- 土地から新築アパートに特化した勉強会・グループ
- 23区内で鉄筋コンクリート造の新築に特化した勉強会・グループ
- 競売物件に特化した勉強会・グループなど
また、大家の会というような勉強会・グループもあります。こちらに参加することで、各地域の不動産の特性や慣習が分かるようになることが期待できます。
しかし、勉強というより、仲間…横のつながりを持つことを期待して参加されている方が多いようにも思われます。それも良いでしょう。
続き ▶▶▶ 準備段階のふさわしい人物や環境と予算
#3つの準備段階シリーズ
前編)不動産投資(活用)始める前の3つの準備段階 ◀ いまここ
中編)3つの準備段階のふさわしい人物と環境
後編)準備段階で必要な予算の判断基準