12:定期借家の誤解1

今回は定期借家の誤解のうち
前半の4つを解説します。

1、貸主自ら事前説明をしなければならない

これは誤解です。

事前説明(更新のない旨を書面で説明)は
不動産仲介会社や管理会社の
代理説明で大丈夫です。

 

2、契約書は公正証書にしなければならない

これは誤解です。

公正証書にすべき契約は
定期借家契約(建物)ではなく
定期借地契約(土地)の場合です。

 

3、普通借家契約から定期借家契約の切り替えはできない

これは誤解です。

ただし最初の契約が
平成12年4月以降で
あることが条件です。

もちろん
借主の合意は必要です。

 

4、家賃を下げなければいけない

これは誤解です。

私たちの事例では
家賃を下げずとも
相場家賃で契約した
事例が多くあります。

この場合は再契約型と
明記した契約書を使います。

 

もし仮に家賃を下げるとしたら
当初から再契約をしないとき…

例えば取り壊しが決まっている
物件のときとなります。

The following two tabs change content below.
自分で不動産のことを判断できるようになれる実務知識が欲しいですか? それなら 不動産実務検定ホームスタディー講座がオススメです。体系的に全体を網羅した実務知識を学べて理解度チェック(検定試験)もできます。または無料オンライン講座もオススメです。会社員・公務員・自営業者・中小企業オーナー...今の働き方の延長に幸せはありますか? いつでも仕事を辞めて自分の人生をRe:スタートできる3ステップ講座、今すぐオンライン受講できます(期間限定で無料公開中)。

最新記事 by J-REC公認不動産コンサルタント 大友哲哉 (全て見る)

関連記事

  1. 24:入居者に嫌がられないか?

  2. 定期借家0001

    01:長く住みたい住まいをつくろう!

  3. 05:自然退去 VS 定期借家

  4. 21:元付業者をどう探す?

  5. 18:普通借家の役割は終わった

  6. 06:定期借家のメリット

  7. 22:元付業者対策

  8. 28:定期借家制度改正の方向

最近の記事

  1. 投資手法の選び方

    物件選びのマトリクス図イメージ
    不動産投資の一歩目が踏み出せない理由と解決する2…
  2. 投資手法の選び方

    物件選び統一基準決定戦2023
    物件が買えない3人の悩み。シンプルなマトリクスで…
  3. 不動産投資ビギナー

    資産形成
    図解|資産形成したいと副収入が欲しいはトレードオ…
  4. 不動産実務検定

    不動産実務検定テキスト3種
    不動産実務検定のテキスト入手方法4選
人気の記事 注目の記事

ARCHIVES