本多静六 私の財産告白

不動産投資ルーキー

明治25年に学ぶFIREの本質論

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宅建士/AFP/PMP®など。不動産オーナー向け教育事業、東京大家塾(2006年〜)や不動産実務検定®認定団体J-REC理事・東京第1支部長・認定講師(2008年〜)として累計3万件以上の不動産投資・活用・トラブル相談の経験から失敗しない不動産活用を体系化。Google★4.8/215件〜・Udemy講師★4.2/972名〜・ココナラ個別相談★4.9/123件〜。著書/共著17冊・講演実績全国25団体〜・寄稿/取材協力多数。

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FIRE…Financial Independence, Retire Early すなわち「経済的独立と早期退職」の言葉や概念(?)は、ここ数年で流行ってきたように思います。

恐らく、次のような本が影響したのだと思います。

FIRE本で有名な本の例と明治時代の国内の例

この概念。ずっと昔からあると思うのですが、国内で古いものだと次の書籍が有名ですが、ご存知でしょうか?

明治25年から始まったFIREまでの4つのポイント

ポイントはカンタンで

  1. 給与の25%と臨時収入の全額を貯蓄に回す
  2. 副業する(彼の場合は原稿料)
  3. 貯蓄と副収入を株式投資に回す
  4. 株式投資でまとまったお金で事業や不動産に投資する(彼の場合は山林)

これで著者は、25歳から始めて40歳で 給与収入>利子配当収入 になったとのこと。15年間でこれは凄いですよね。

明治時代と令和時代は前提が異なる

もちろん、時代も背景も今とは異なります。

例えば、

  • 著者は明治25年にドイツ留学から戻り25歳で東大助教授
  • 銀行の金利は4%
  • 株式は8%の利回りが期待できた
  • 山林を捨て値で買って住宅需要の高騰によって木材が高値で売れた

なんて読むと「あ〜やっぱり古典かよ〜」と読むを辞めたくなるかもしれません。

確かに、更に言うと税制も異なりますので「時代が違う〜」となるのは無理もありません。

その一方で、

  • 東大助教授の噂を聞き扶養家族が最初から8人いた
  • 海外株が敗戦の犠牲として雫に帰した(本書ママ)

ともあります。

成功事例と失敗事例の本質は同じ

もし「成功事例は当時の要因で成功したのであって、今は要因が異なるので同じ方法では成功できない。」と思っていると、情報収集は無意味でいつまでたっても行動に移れないか、行動しても独りよがりな方法でずっと失敗し続けることになります。

では、どうすべきかというと、2つだけです。

  1. 成功事例の共通項(本質)を抽出する
  2. 失敗事例を洗い出して同じことをしない

これだけです。

前者の成功事例の共通項(本質)でいうと結局は最初のポイントで同じです。

  1. とにかく貯蓄する(支出を切り詰める)
  2. とにかく副業を継続する(いまならいろいろある)
  3. とにかく運用する(株式投資や投資信託など)
  4. 運用してまとまったお金で事業や不動産に投資する

おやおや。近年のFIRE本と大差ありませんね。笑。

ちなみに失敗事例も大差ありません。

これは驚きです。

つまり、本書を読んだことがある人からすると、近年のFIRE本は「流行は繰り返す」現象の1つなのでした。

FIREの後半RE(早期退職)はもったいない

ただ、本書が決定的に今のFIRE本と異なるのは、早期退職を推奨していないことです。

FIRE本は早期退職して、金融資本だけで生活することが前提になっています。

確かに、人は誰しも、働かずに暮らしたいと思うものです。

その一方で、この状態は、実際のところ、暇なんですよね。

女性はどうしているのかちょっとわかりませんが、男性は、大抵の場合、どこかに旅行して、あとは夜の街で遊び歩いて、人によってはスマホゲームとか映画とかアニメとか。

それで1年もすると飽きます。それと病気(精神的か肉体的かその両方)になります。笑。

そもそも、FIREは利息や配当のみの生活で、元本を切り崩すのは怖いものですから、意外と切り詰めた生活にねります。

すると、旅行も夜の街もそれほど派手に遊べません(?)。

その点、不動産を持っていると暇を持て余さないくらいにはイベント(?)が発生しますので、ちょうど良いのかもしれません。

早期退職より職業道楽化

一方、本書では、職業道楽化を推奨しています。

金融資本だけ残して、それまで培った人的資本と社会資本を捨てることはないのです。

これは私も大いに賛同します。実際、私も、今、そうしています。

サラリーマンは給料をもらう身ですから、組織の上や立場が上の顧客の命令は絶対でした。

しかし、職業道楽の状態では話が変ります。

いままでの仕事と同じような仕事でも、自分の好きな部分やこだわりたい部分はあるものです。

そこを突き詰めることが仕事になるのなら苦になりません。それこそ寝ないで続けられますから、いつの日かライバルをも抜かせられるでしょう。

そして、まったくゼロとはいいませんが、仕事の内容や依頼者や報酬に不満があればNO!と言えます。

それで仕事が来なくなっても困ることはないのです。ぜいぜい、夜に行く街が銀座から錦糸町になるみたいな感じでしょう(適当なこと言ってます)。

あ〜これって私の言う「誰の都合にも左右されない人生」だな、と今回、改めて思いました。

更に更に、この状態になると「おごる」ことに注意とあり、その対処法も解説されています。

書籍の朗読サービスをオススメしたい

さて「今回、改めて思った…」というのは、Audibleというサービスで本書の朗読を聞いたからなのでした。

本書は Kindle Unlimited にも対応していますので、それで読むのも良いです。良ければ、Audibleお試し下さい。オススメです。

働かざる者食うべからず…は呪い

最後に「働かずに暮らしたい」みたいな思いは誰しもありますよね。

一方で「働かざる者食うべからず」なんて言葉があるように、怠けることは悪との風習があります。

これ、呪いみたいなもので、労働所得から抜け出す行動をしようとすると、行動できなくなります。

あなた自身はもちろん、たいていは家族や友人も同じ呪いにかかっているので、あなたの行動を制限します。

この呪いはすぐに解けません。

解呪する方法の1つは、500円でも1,000円でもいいので、労働所得ではない所得を作ることです。朝起きたら1,000円増えてる! みたいな所得を作るのです。

この方法は、また機会があれば紹介します。

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