不動産実務検定は難しいとの声を稀に聞きます。本当でしょうか。確かに、いつでも受験できる試験で2級(満室経営)の合格率が8割、1級(物件取得)の合格率が5割は難しいのかもしれません。ですが、誤解されている面もありますので、整理したいと思います。
不動産実務検定が難しいと言われる3つの理由
その1)まったくのゼロからの学習者を想定していない
例えば、2級は満室経営がテーマなので「管理会社や税理士とやりとりしているけれど、もっと実務知識について整理したり深く学んだりしたい」という方を想定しています。1級であれば物件取得がテーマなので「物件をいろいろ探しているけれど実際の取引(契約)の前に失敗しないように(騙されないように)詳しく学んでおきたい」という方を想定しています。
とりわけ「法律」「税務」については、まったくのゼロからの初学者には公式テキストだけでは厳しい面があると感じます。できれば、それぞれ入門書の類でいいので、次のような参考書を一読しておくと、講義での理解が深まると思います。
その2)前提条件を知らない
公式テキストに記載のある前提条件を知らないと、回答を間違える可能性が極めて高いと言えます。例えば原則として、
- 貸主は個人(法人ではない)
- 物件はアパートやマンション(事務所・店舗ではない)
- 賃貸借契約は普通借家契約(定期借家契約ではない)
となります。
たったこれだけのことですが「貸主が個人なのか法人なのかで答えが変わる・・・」などと悩むと回答を間違えます。
その3)4択問題解法テクニックを知らない
これは言葉で説明するのは難しいので動画を見てほしいのですが、4択の試験には解法テクニックがあります。これだけで5点は多く得点できるはずです。特に、不動産実務検定の1級は、試験問題も選択肢も長文になるので、絶対的な時間が足りなくなりがちです。ですが、この4択解法テクニックを知っていると時間の無駄を減らせます。
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