拙著「不動産投資の幸福論: 定年前に幸せ大家さんになる7つのステップ」では、不動産投資スタイルは2種類だけで、時間とお金のある・ないで判断できると書きました。ここで言う「お金」のある・ないの判断基準はどこにあるのか、との質問が多くありますので、参考基準を記します。あくまで目安です。0か100かの判断基準ではありません。あくまで、グラデーション状のどのあたりに位置するのかの参考基準です。
1. 年代別世帯年収と余裕資金の目安(東京の例)
具体的な数字で言うと…というものです。もちろん、この金額を1円上回ったら〜下回ったら〜という話ではありません。0か100かみたいな話はしていません。
年収は税引前です。結婚している方は夫婦で合算しますあ。
余裕資金とは、教育資金・生活防衛資金(生活費の半年分)を除いた金額です。
原則としてiDeCoとNISAは満額やっているものとします。
30代の世帯年収と余裕資金の目安
夫婦のみ世帯:年収1,000万円以上/余裕資金2,000万円以上
夫婦と子どもの世帯:1,000万円以上/余裕資金2,000万円以上
40代の世帯年収と余裕資金の目安
夫婦のみ世帯:年収1,250万円以上/余裕資金2,500万円以上
夫婦と子どもの世帯:1,000万円以上/余裕資金2,000万円以上
50代の世帯年収と余裕資金の目安
夫婦のみ世帯:年収1,000万円以上/余裕資金2,000万円以上
夫婦と子どもの世帯:1,000万円以上/余裕資金2,000万円以上
就業構造基本調査(2022)を参考に作成
2. 地方銀行のアパートローンの審査基準を大きく上回る
具体的に言うとオリックス銀行のことです。
抽象的で流動的ですが、これが私の定義に一番ふさわしい基準です。審査基準にギリギリ上回るのではなく大きく上回るレベルです。
ちなみに年収は700万円です。貯蓄は1,400万円がボーダーライン(最低基準)のイメージです。これを大きく上回るレベルかどうか、となります。