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相場に見合ったありきたりな部屋にする(No.18)

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宅建士/AFP/PMP®など。不動産オーナー向け教育事業、東京大家塾(2006年〜)や不動産実務検定®認定団体J-REC理事・東京第1支部長・認定講師(2008年〜)として累計3万件以上の不動産投資・活用・トラブル相談の経験から失敗しない不動産活用を体系化。Google★4.8/226件〜・Udemy講師★4.18/1,107名〜・ココナラ不動産相談★5.0/136件〜。著書/共著19冊・講演実績全国30団体〜・寄稿/取材協力多数。

相場に見合ったありきたりな部屋にする!

前回は「時代遅れの二大設備の対処法」でした。三点ユニットバスと室外洗濯機置場は、入居希望者の嫌がる二大設備ですが、賃貸需要のあるエリアなら過大な投資で改修するのと、家賃値下げとちょっとした工夫のどちらが得か検討して下さいね。

さて、第18回は「相場に見合ったありきたりな部屋にする」です。

本来、部屋の価値より家賃のほうが安くなければ借り手は見つかりません。あなたの普段の買い物も同じですよね。モノやサービスの価値より、その値段のほうが安いから買うのです。

そこで、まずは相場家賃=部屋の価値とすることです。次に部屋の価値を高める対策をします。では、相場に見合ったありきたりな部屋とはどのような部屋なのでしょうか?

最低限として綺麗になっている部屋!

新築同様という意味ではありません。

隅々まで清掃が行き届いていることです。前の入居者のゴミが残っているなんて論外です。建物の周りも同様です。自分で確認しに行きましょう。この時、入居者層と同年代の人(子や孫や知人など)と一緒に行って改善のヒントをもらいましょう。

次は「カラーモニター付きインターホン」です。

1~2万円程度で設置できます。オートロックではないアパートなら必須です。最後は照明器具。照明がない部屋は、夕方~夜間に内覧できません。5千円もあれば購入できます。

予算の目安は10万円まで!

とはいえ、どこまで投資すべきかは難しいところ。

地元の不動産会社に協力してもらい、競合物件を内覧して参考にしたいものです。予算の目安は10万円を超えない程度でしょう。ダメな代表例は「借りる人が決まったら綺麗にする」と考える大家さんです。例えば、腐ったリンゴばかり並べている八百屋さんが「買う人がいたら新鮮なリンゴと交換する」なんてしませんよね。

いかがでしたでしょうか。

あなたの空室、腐ったリンゴ状態になっていないでしょうか。すぐに現地確認しましょう。毎月ウン万円の家賃を貰うのにふさわしい部屋なのか客観的にチェックして改善してくださいね。

次回は「ありきたりな部屋」を、より良い部屋に魅せるテクニックを紹介します。例えるなら何でもないモノでも贈答品用にラッピングすると素敵になりますよね。部屋も同じです。あなたの部屋の印象を良くすると入居希望者に選ばれやすくなるものです。

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