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空室はアパート経営における最大の敵!家賃収入減による経営圧迫、物件価値の低下など、様々な悪影響を及ぼします。
この記事では、空室がもたらすリスクと、その対策として重要な「入居希望者のニーズを捉えた物件づくり」について解説します。
人気の設備ランキングTOP3もご紹介!
なぜ、空室はアパート経営の敵なのか?
アパート経営において、 空室 はまさに 最大の敵 と言っても過言ではありません。
なぜなら、空室は家賃収入の減少に直結し、経営を圧迫するからです。
想像してみてください。
あなたの所有するアパートに空室が1つあるとします。
その空室が1ヶ月間埋まらなかった場合、あなたは 1ヶ月分の家賃収入を失う ことになります。
これが2ヶ月、3ヶ月と続くとどうなるでしょうか?
損失はどんどん膨らみ、経営を圧迫していくことは明らかです。
さらに、空室期間が長引けば長引くほど、 物件の価値 も下がってしまいます。
入居希望者からすれば、「なぜこんなに長い間空室なのだろう?」と 不信感 を抱いてしまうかもしれません。
そうなると、入居希望者を集めるのがさらに難しくなり、悪循環に陥ってしまいます。
空室は、家賃収入の減少だけでなく、 物件価値の低下 、 管理コストの増加 など、様々な 負の連鎖 を引き起こす可能性を秘めているのです。
だからこそ、空室対策はアパート経営において 最優先事項 の1つと言えるでしょう。
入居希望者のニーズを捉え、物件の魅力を高める
では、どのように空室対策を進めていけば良いのでしょうか?
その鍵となるのは、 入居希望者のニーズを捉え、物件の魅力を高めること です。
現代の入居希望者は、 利便性 や 快適性 を重視する傾向にあります。
例えば、
- 最新の設備
- 快適な住環境
- セキュリティ対策
- 周辺環境の充実
などは、入居希望者にとって 大きな魅力 となります。
あなたの物件は、これらのニーズを満たせているでしょうか?
もしそうでなければ、 リフォーム や 設備の導入 などを検討する必要があるかもしれません。
ターゲット層を明確にする
また、 ターゲット層 を明確にすることも重要です。
- 学生向け
- 単身者向け
- ファミリー向け
など、ターゲット層によってニーズは異なります。
ターゲット層を絞り込み、そのニーズに合わせた物件づくりをすることで、 入居率アップ に繋がるでしょう。
人気設備ランキングTOP3
ここで、入居希望者に人気の設備ランキングTOP3をご紹介します。
- インターネット無料
- 宅配ボックス
- 浴室乾燥機
これらの設備は、 多くの入居希望者から支持 されているため、導入を検討してみる価値があります。
もちろん、物件の立地やターゲット層によっては、他の設備が有効な場合もあるでしょう。
市場調査 や 競合物件の分析 を行い、 自社の物件に最適な設備 を導入することが重要です。
入居者に人気の設備ランキング
全国賃貸住宅新聞から毎年10月頃に発表される「入居者に人気の設備ランキング」(2024年は全国の不動産会社520社がアンケートに回答)から最新トップ3を紹介します。
①この設備がなければ入居が決まらない【必須設備編】単身者向け
- エアコン (前回1位 →)
- 室内洗濯機置場 (前回3位 ↑)
- TVモニター付きインターホン (前回2位 ↓)
TVモニター付きインターフォンは費用対効果バツグンなのに、まだボタン式のチャイムのままの物件が多く見受けられます。モノ自体は1万円程度です。取付費込みで2万円はしないでしょう(既存の配線状況による)。管理会社や馴染のリフォーム会社さんに依頼してもいいですし、近所のホームセンターでも依頼できます。次の原状回復工事のときは、必ずTVモニター付きインターホンに変更しましょう。
②この設備があれば周辺相場より家賃が高くても入居が決まる【付加価値編】単身者向け
- インターネット無料 (前回1位 →)
- 宅配ボックス (前回4位 ↑)
- エントランスのオートロック (前回2位 ↓)
インターネット無料は、その通信速度や品質がピンキリです。少なくとも、zoomやGoogle Meetのようなオンライン会議やオンライン授業に問題があるようですとクレームになりかねません。チェックポイントは、IPv6対応です。
こちらにアクセスすると、今のあなたの通信状況をチェックできますよ。
空室対策はアパート経営成功の鍵
空室対策は、 家賃収入の安定 、 物件価値の維持 、そして アパート経営の成功 に不可欠です。
入居希望者のニーズを捉え、魅力的な物件づくりに取り組むことで、 空室ゼロ を目指しましょう!