09:正当事由制度とは

前回

普通借家契約は
入居者さんが入居を希望する限り
契約は続く

とお話しました。

なぜなら

借地借家法の法定更新制度が
あるからなのでしたね。

 

とはいえ

大家さんとしては
退去して欲しいときは
あるわけです。

 

このとき

入居者さんに話をして
わかってもらい自主的に
退去してくれるのが理想です。

 

ですが

そう上手くは
いかないこともあります。

このときは
例えば立退料を払う
などの対価が必要です。

 

それでもダメなときもありますし
もっと金よこせ!
なんて理不尽な要求を
されることもあるでしょう。

 

となると裁判です。

 

ここで裁判所は
どのような考えに基づくのか?

それが「正当事由制度」なのです。

 

平たくいえば

借主と貸主のどちらが建物を
使用する必要性が高いのか?

となります。

 

結論から言うと「借主」です。

 

ずっと住み続けていたのですから
そのまま住み続ける必要性が高いのです。

もちろん「貸主」にとっても
自分で使うだとか
親類が使うだとか
使用する理由があります。

また

借主は家賃滞納だったり
迷惑行為を繰り返したり
退去させたい理由もあるでしょう。

 

裁判所はこれらを比較して
不足する部分を
金銭で補う

と考えます。

 

裁判をしたところで
やはり立退料の話になります。

 

まったく理不尽極まりない制度です。

 

一方の定期借家契約には
正当事由制度はありません。

期間満了に応じて
退去させられます。

理由は不要です。

ただ単に期間満了なので
◯月×日までに退去してください

と伝えるだけなのです。

The following two tabs change content below.
ノウハウがあっても、一人では、なかなか行動できないもの。そんなあなたは、東京大家塾にご入会を。私や仲間たちといっしょに実践していきましょう。個別相談・グループコンサル、テンプレートの提供、各種同行サービスなどが受けられます。まずは、おトクなメルマガ登録を。そして、初めてセミナーにお越しくださいね。

関連記事

  1. 07:普通借家の悪夢

  2. 29:自分で契約する方法

  3. 23:客付業者対策

  4. 16:定期借家契約締結上のルール

  5. 04:定期借家活用方法

  6. 05:自然退去 VS 定期借家

  7. 08:普通借家と定期借家の違い

  8. 定期借家0000

    00:定期借家実践講座

最近の記事

  1. 不動産投資

    新型コロナウイルス
    コロナショックによる競売と任意売却と不動産価格の…
  2. 不動産投資

    不動産投資の投資基準のイメージ
    不動産投資の投資基準(判断基準)は一朝一夕には出…
  3. 大家の会の活用方法

    高額セミナーイメージ
    高額塾・大家塾・大家の会で注意したい5つのポイン…
  4. 不動産実務検定

    アパート・マンション経営の失敗
    アパート・マンション経営で失敗する5つの理由と回…
人気の記事 注目の記事

ARCHIVES

実家活用大百科
東京大家塾's SHOP