最新記事 by J-REC公認不動産コンサルタント 大友哲哉 (全て見る)
- 金利上昇が相続税評価額に与えるプラスとマイナスの影響 - 2024年12月4日
- 不動産投資と生命保険、本当に一緒に考えていいの? - 2024年11月27日
- 走りながら考えることの功罪:不動産投資で成功するための準備とは? - 2024年11月27日
ひとり親世帯は増加している!
前回は「外国人を受け入れよう」でした。外国人ならではのリスクを上手に管理しましょう。将来の留学生や移民の激増に対応できるでしょう。
さて、第4回は「シングルマザーを受け入れよう」です。
全国の母子家庭、父子家庭世帯は約91万人です。(国税調査 平成25年)大家さんたちは、どのようなトラブルを心配しているのでしょうか? それは、家賃を滞納しやすいことと、別れた配偶者とのトラブルです。でも、それほど心配はいりません。なぜなら、このトラブルは想定内なのでリスク管理すれば良いのです。
想定内のトラブルは前もって対策!
まず、家賃滞納リスクは保証会社に転嫁します。保証会社も断りません。母子家庭には、児童扶養手当や住宅手当や上下水道料金の減免など、自治体ごとに異なりますが、驚くほど幅広い支援メニューがあるのですから。
次に、別れた配偶者とのトラブルです。こちらは最悪、傷害事件に発展するケースも想定します。入居希望者に大丈夫か聞いたところで意味はありません。そこで、6ヶ月間の定期借家契約とします。トラブルの兆候があれば退去してもらうと伝えます。円満に離婚しているなら問題ないはずです。もし嫌がられるなら、入居をお断りしましょう。
大家としてできる範囲で助ける!
最後に注意したいことが2点あります。子育て優先のために安定した仕事に就けず収入が不安定な方が多いです。公営住宅の入居待ちをしていて、意外と早くに退去されることがあります。また、必要以上に同情しないことです。本当に不幸な人はいるものです。しかし、大きな問題を抱えた人たちを助けることは、大家さんの役割を超えています。
いかがでしたでしょうか。
このようにリスク管理する方法を知ることで、住まい探しに困っている人を助けてあげられます。しかも家賃収入が入ります。ビジネスを通して人助けができるのは誇らしいことです。自分の仕事を家族に胸を張って話すことができますね。
次回は、子育て世帯のリスク管理方法を紹介します。
空室にお困りなら空室診断から。どのような診断方法なのか、事例紹介動画をご覧ください。今なら半額、さらに現地訪問しての空室診断を無料で受けられる特典付き。詳しくはこちらです。