子育て世帯の入居者イメージ

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子育て世帯を受け入れよう(No.05)

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宅建士/AFP/PMP®など。不動産オーナー向け教育事業、東京大家塾(2006年〜)や不動産実務検定®認定団体J-REC理事・東京第1支部長・認定講師(2008年〜)として累計3万件以上の不動産投資・活用・トラブル相談の経験から失敗しない不動産活用を体系化。Google★4.8/226件〜・Udemy講師★4.18/1,107名〜・ココナラ不動産相談★5.0/136件〜。著書/共著19冊・講演実績全国30団体〜・寄稿/取材協力多数。

子育て世帯を受け入れよう

前回は「シングルマザーを受け入れよう」でした。ちょっと変わった家庭は、なんとなく不良入居者化する不安を感じてしまいます。ですが、上場企業の正社員なら不良入居者化しない保証はありません。冷静に考えましょう。

さて、第5回は「子育て世帯を受け入れよう」です。

2DK や 1LDKの間取りの物件の場合、子供のいる世帯の入居を断る大家さんがいます。もともと単身者か夫婦2人だけの入居を想定している間取りだからとの理由もあります。しかし、その間取りでも夫婦と子供の3人で住みたいとの入居希望者もいます。一体、そうした大家さんは何を心配しているのでしょうか?

それは騒音トラブルを嫌ってのことです。このトラブル、どのようにして解決していくのでしょうか?

きちんとしつけをすることが重要!

子供がいると泣き声がうるさかったり、ドタバタ暴れたりして騒音のクレームなり得ます。その結果、トラブル対応に追われたり、周囲の入居者が退去したりするのを恐れているのです。また、廊下や階段で遊ばれると迷惑だし、万が一事故が起きたときに責任問題になる、との懸念もあります。とはいうものの、子供がいること自体が悪いわけではありません。親がきちんとしつけをしないのが原因です。

そこで、入居前に詳細な注意事項を、書面で提示して承認してもらいます。そして、定期借家契約とします。「ルールを守らないと再契約できない場合がある」とします。

長く住み続けたい住環境を提供しよう!

家族みんなで長く住みたいと思うような素敵な住まいなら「言うこと聞かないと、この家出ていかないといけないよ!」と親は子供にしつけができます。大家さんは、素敵な住まいを提供することで、子供の教育にも貢献できるのです。

いかがでしたでしょうか。

ぜひ、将来の日本を担う子供たちのいる家族を応援してあげましょう。親も子供も住み続けたいと思う素敵な住まいを提供してあげましょう。その努力は、必ず入居者さんに伝わります。そしてルールを守ってくれることと、長く住み続けてくれることでお返ししてもらえます。

さて、次回は、障がい者の入居リスク管理方法を紹介します。


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