The following two tabs change content below.
宅建士/AFP/PMP®など。不動産オーナー向け教育事業、東京大家塾(2006年〜)や不動産実務検定®認定団体J-REC理事・東京第1支部長・認定講師(2008年〜)として累計3万件以上の不動産投資・活用・トラブル相談の経験から失敗しない不動産活用を体系化。Google★4.8/226件〜・Udemy講師★4.18/1,107名〜・ココナラ不動産相談★5.0/136件〜。著書/共著19冊・講演実績全国30団体〜・寄稿/取材協力多数。
最新記事 by J-REC公認不動産コンサルタント 大友哲哉 (全て見る)
- 非公開の優良物件でもM&A案件なら素人は手を出さない - 2024年10月29日
- 立憲民主党の住宅政策からアパート経営の風向きは変わるのか? - 2024年10月28日
- 親族間の土地・建物の賃貸は課税されずとも権利は強く将来のトラブルに注意 - 2024年10月22日
前回は、最寄り・両隣・ターミナルの業者を10社リストアップすることを解説した。
不動産会社にヒアリングする前の準備だ。ヒアリングするのもなかなか大変なことなので、効率よく不動産会社を訪問するためにも効果的な業者選びを事前にしておきたいものだ。
今回は、具体的に不動産会社にヒアリングするコツを伝授しよう。具体的な質問は以下の通りだ。
【質問1】1ヶ月以内に成約するには、敷金・礼金・家賃をどのようにしたらいいでしょうか?
【質問2】この物件が決まりにくそうな理由は何でしょうか?
【質問3】広告料はどれくらい必要ですか?
【質問4】どのポータルサイトを使っていますか?そのサイトに掲載していただけますか?
【質問5】管理会社が契約業務を行うので、定期借家でも募集していただけますか?
メインとなる質問は1番と2番だ。質問3の広告料は地域性があるので確認しておきたい。質問4は、主要ポータルサイト3社を制覇するのに確認したおきたい。
質問5は、定期借家でも変わりなく募集してくれると戦術の幅が広がるので確認しておきたい。
ちなみに、5社以上と指定しているのは業者によって回答にバラツキがあるからだ。実践するとわかるが、真逆のことをいわれることも珍しくない。
なお、この段階はあくまでも情報収集が目的だ。まちがっても業者と議論してはいけない。ヒアリングに徹してほしい。
次回は、ヒアリングした内容に基づき募集条件を見直して反映させることを解説しよう。