大型バイクのイメージ

20Stepステップコンサル

楽器と大型バイク(No.11)

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宅建士/AFP/PMP®など。不動産オーナー向け教育事業、東京大家塾(2006年〜)や不動産実務検定®認定団体J-REC理事・東京第1支部長・認定講師(2008年〜)として累計3万件以上の不動産投資・活用・トラブル相談の経験から失敗しない不動産活用を体系化。Google★4.8/226件〜・Udemy講師★4.18/1,107名〜・ココナラ不動産相談★5.0/136件〜。著書/共著19冊・講演実績全国30団体〜・寄稿/取材協力多数。

防音、騒音、防犯設備は必要なし!

前回は「SOHO・事務所利用を受け入れよう」でした。地域によってはリスクが大きくて躊躇している大家さんもいるでしょう。無理せず、少しずつ入居者の間口を広げていきましょう。

さて、第11回は「楽器と大型バイク」です。

一般的に、楽器可にするなら防音設備が、大型バイク対応するなら騒音対策と防犯設備が求められます。でも、本当にこうした設備が必要なのでしょうか?

いいえ、不要です。

なぜなら、ほかの入居者が「そういうものだ」と認識さえしていればクレームにならないからです。クレームになるのは「静かな物件だと思っていたのに、うるさくて落ち着かない!」といった認識と現実にギャップがあるときです。ですので、最初から「この物件は楽器演奏や大型バイク可だから静かで落ち着いた環境でないな」と思って入居していればクレームにならないのです。

既存入居者に確認!

楽器可の場合、例えば、音大生をターゲットにした物件では、防音設備のない普通の建物も珍しくありません。同じ大学の学生同士なので、お互い様の感覚なのです。一方、一般入居者と混在するときは、既存入居者に相談しましょう。演奏してよい時間帯を限定することで、理解を得られやすくなります。

大型バイク可の場合

次に、大型バイクです。都市部ではバイク置場のある物件は希少です。もし、敷地内の駐車場が余っているならバイク置場に転用しましょう。騒音対策は、例えば、大きな音の出る運転をしないことと、違法改造を禁止することを特約に明記することで対応できます。

どちらもルールを守ってくれることが重要です。そこで当初 6 ヶ月間の定期借家として様子を見るのも1つです。問題なければ再契約します。

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