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前回は、【8級】モデルルームの準備を始める(外注先と打ち合わせる等)を解説した。
内見に来たお客様のココロをガッチリつかむためにも、1部屋だけでいいのでステキな空間にしておきたい。
そこで、新築分譲マンションのように高く売る(貸す)ためにも、モデルルームがほしいのだ。
具体的には、インテリアのセンスに自信があるなら、自分でチャレンジしてもいい。だが、多くの人は、そうもいかない。
そこで、私が信頼する専門家を2名紹介した。二人とも多忙なので、新築計画があるなら初期の企画段階で初回相談をしておきたい。
さて、今回は、【7級】「SUUMO賃料・設備相場チェッカーで相場を把握する」を解説する。
企画の初期段階でも、賃料や設備について、不動産会社にヒアリングしただろう。
しかし、ヒアリングした時から数ヶ月もたてば、状況が変わることもある。
そこで改めてヒアリングするのも重要だが、人の意見はあくまで「事実」ではなく「意見」であることに注意したい。
そこで、この段階では、賃料などの募集条件を具体的な数字(事実)をもとに見直してみたい。
このとき非常に便利なツールが「SUUMO賃料・設備相場チェッカー」だ。
http://simmer-ex.com/L39077/b2560/1s3201
使い方はカンタンだ。自分の物件情報を登録して、類似条件を入力すると比較資料が出てくる。
その結果、家賃設定を微調整する必要があると気づくこともあるだろう。競合物件と比較してアピールポイントも見つかるだろう。
そうして、自分なりの募集条件やアピールポイントの、答えを持ってほしい。
なぜなら、次の段階で業者にヒアリングするときに、業者の意見と
自分の意見をすり合わせしたいからだ。
業者の「意見」を鵜呑みにするのは危険だ。だが、同じくらい自分の「意見」だけで進めていくのも危険だ。
やはり、現場の意見は大事なのだ。
次回は、具体的に業者にヒアリングするための準備となる【6級】「最寄り・両隣・ターミナルの業者を10社リストアップする」を解説する。