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防犯対策をどうするか!
前回は「ありきたりな部屋でも選ばれるテクニック」をご紹介しました。ちょっとした小物で演出することで見栄えを良くする方法です。ネットで部屋探しをする人が増えた今、写真の見栄えも重要ですね。
さて、第20回は「防犯対策・オートロック化をどうするか」です。
オートロックのない物件は防犯上敬遠されやすいものです。かといって、後付でオートロック化するには工事費が高すぎます。となると、家賃を下げるしかないのでしょうか?
いいえ、そんなことはありません。
防犯対策はオートロックだけではありません。結局は内覧したときに「大丈夫そうだ」と感じてもらえるかどうかです。具体的な方法を3つ紹介します。
玄関ドアと窓の防犯強化!
まずは、玄関ドアの防犯強化です。
空き巣の手口は、ピッキングとバールによるこじ開けとサムターン回しです。この手口を防ぎます。ピッキングに強い錠に交換し、ガードプレートを取り付けて、サムターン回し防止グッズを取り付けます。費用は全部で2万円程度です。
続いて、窓の防犯強化です。
こちらは補助錠の取り付けと窓ガラスの振動に反応する防犯ブザーが効果的です。いずれも数千円程度です。
最後は、建物全体に明るくて安全そうなイメージの演出です。
例えば、小まめな清掃と整理・整頓による清潔感、建物の死角は照明を明るめに、エントランスに造花でも良いので花を置く、などがあります。こうした地道なことが防犯対策になるのです。
上級編
防犯カメラや電子錠の導入です。
どちらも高価なイメージがありますが、今や防犯カメラ本体だけなら2万円程度なのです。電子錠も3万円程度から。大手のブランドでなければ安く導入できます。また、オートロックも新しいタイプが開発されています。無線や携帯電話を利用することで配線コストを削減するものです。
いかがでしたでしょうか。
実はオートロックも万全ではないことは既に知られています。単に「安全そう」というイメージだけなのです。ただ、ネットの検索で除外される可能性は大ですので、これまでの連載で紹介したテクニックを駆使して、内覧してもらえる物件にすることが優先されます。
次回は「空室対策の予算の設定方法と捻出方法」を紹介します。家賃や築年数で空室対策の予算は異なるものです。また予算を捻出するのも悩ましいものですよね。