今回から事例を紹介していこう。
まずは築古物件だ。しかも和室。
もともとは
風呂なしアパートだったが
収納の一部を潰して
無理やり(?)シャワールームに
した部屋だ。
正直に言って
良い部屋とは言えない。
だが
その価値に見合った
家賃設定になってはいる。
なお通常の洋室1Rだったら
4万円台が相場のエリアだ。
そこまで激安ではない。
結論から言うと
こうした部屋でも
定期借家契約で成約した。
確かに
築古なので
どこまで長く住めるか
わからない。
どこかのタイミングで
定期借家の再契約を拒んで
解体したり
建て替えたりするだろう。
しかし
それでも 価値>家賃 であれば
借りたい人は現れるし
定期借家契約だろうと
なんだろうが
住みたいものは住みたいものだ。
築古だから定期借家契約では
客付できないなんてのは
やったことがない業者の意見にすぎず
定期借家契約にするなら
家賃は2割以上下げなければならない
なんてもの
どこかで聞きかじった情報を
適当に言っているだけにすぎない。
定期借家契約の実務を知らない
業者の意見は聞いてはいけない。
意見を聞くなら
定期借家契約の実務を
日常的にこなしている
業者から聞くべきだ。
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