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前回は【五段】入居のしおりを作成して設置する、を解説した。
意図するところは、こちらもお客様の不安を解消することだった。入居ルールがあることで安心してもらうのだ。
それも一般的なルールで、理不尽なルールがないことをみてもらいたい。
今回も引き続き、空室の印象を良くするノウハウを提供しよう。
【六段】モデルルームの写真で主要ポータルサイト3社に掲載する
そろそろモデルルームも完成した頃だろう。え? モデルルーム? いきなりなんだ? いやいや!忘れてもらっては困る! 8級の「モデルルームの準備を始める(外注先と打ち合わせる等)」の続きだ!(笑)
備品の購入や設置などに時間が掛かるので、打ち合わせを早い段階に済ませたのだ。
モデルルームは完成しただろうか。こんなに変わるものかときっと驚くはずだ。これなら自分が住みたい!それくらいでないと困る。
とは言っても、内見者がいないと話にならない。今の内見者は、ネットで内見する部屋を指名する。
ポータルサイトなどで物件写真や概要を見て「この物件を内見したい」と業者に連絡が入る。となると、写真は極めて重要だ。
だから、モデルルームの写真を使うのだ。写真も適当では困る。モデルルームの良さが、しっかり伝わる写真をポータルサイトに掲載してほしい。
この時、管理会社の担当者の撮影が上手なら良いのだが、なかなかそうもいかない。そこで、大家の方で素敵な写真を撮影してデータ提供しよう。
写真撮影は自分でも良いし外注でも良い。モデルルームの業者の方で、写真撮影が標準だったりオプションだったりする。せっかくなので頼んでおきたい。
または、セミプロに依頼するのも良い。プロだと数万円だが、セミプロ(要は副業)なら数千円から1万円程度だ。この程度の投資で素敵な写真が手に入るなら安いものだ。
なお、東京大家塾の有料会員さんには、写真撮影テクニックの小冊子(加藤茂助さん作成)をプレゼントしている。自分で写真撮影のスキルを身に付けたいなら役立ててほしい。
ちなみに、不動産会社によっては、自社撮影した写真に限るという会社もある。こちらは仕方ないが、それなりに写真撮影スキルの高い社員もいると期待しよう。ダメならそんな管理会社は変更してしまえ、だ。
次回は【七段】マイソクをリニューアルすることを解説する。
写真もそうだが、マイソク作りも下手な業者は珍しくない。魅力的なマイソクの作り方やお客様に手に取ってもらう方法をレクチャーしよう。