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前回は【七段】マイソクをリニューアルする、を解説した。意図するところは2つ。
- 内見者のお土産として
- 仲介会社の営業ツールとして
なお、大家の作ったマイソクを、管理会社がそのまま使ってくれるとは限らない。それでも、大家の方でデザインマイソクを作る意味は200%ある。
マイソクのダサさは、業界のスタンダードだ(笑)。そんな中、一際目を引くマイソクがあればそれだけで1歩も2歩も抜き出る。
今回も引き続き、空室の印象を良くするノウハウを提供しよう。
【八段】仲介会社7社以上3回訪問する、だ。前回作成したマイソクを200%活用しよう!!そう。営業ツールとして、だ。
管理会社だけでなく、【5級】1ヶ月以内に満室になる募集条件を5社以上からヒアリングする、の時の5社に対して
- アドバイスにしたがって変更した募集条件のこと
- ステージング化した部屋のこと
- その写真提供ができること
をアピールしに訪問してこよう!!
きっと3社くらいは「積極的に案内しましょう!!」と言ってくれるだろう。もっとも、これくらいの反応がないと困るのだが。
ちなみに、仲介会社への営業は管理会社の担当者の仕事でしょ?なんで大家がやるの?
と聞かれることがある。ましてや、そんなことすると、管理会社が気分を悪くするのでは?とも言われる。
まったくその通り!!だが現実問題として
- 管理会社は忙しくて仲介会社回りができない
- できたとしても「あなた」の物件だけ特別扱いはしない
- つまり仲介会社に渡す資料は「リスト」だ
- 具体的にはマイソク1枚ではなくリストの1行になる
- 要するにあなたの物件の良さは伝わらない
これが現状だ。
あなたの物件を一番アピールできるのはあなたしかいない!! また管理会社の気分を害する件については「だったら早く満室にしてくれ!!」と言えば終わりだ。
大家が動いて満室になって広告料も管理料も払って管理会社の売上が上がるのに、文句を言われる筋合いはない。
とはいっても、事前に相談はすべきだ。勝手に動いてしまって「理性(売上)」より「感情」が上回らないようにしたい。
管理会社のメンタルケア(?)も大家の仕事の一つだ。メンドクサイとか言ってはいけない!!
いや~ここまでやると、次の週末の反応が楽しみで仕方ないものだ。
次回は【九段】内覧キャンペーンをすることを解説する。
もし、この段階で3月を過ぎていたり、空室がまだまだ多いならドーピング(?)することを検討したい。
ドーピングとは、それがキャンペーンのことだ。この裏ワザで内見者を爆発させよう!!